マクロを組む前に表を
何かのきっかけでプログラミングを覚えようと考えたあなたへ
前回の記事では、論理的思考について触れました。今回は「表」について触れてみます。
たぶん、だいたいの方が、ある表があって、その表をもとにして何かをしたいから、マクロを組もうと考えたことでしょう。
「表」とは?
一概に「表」と言っても、大きく分けて「帳票」と「単票」とに分けられます。
帳票

帳票は「一覧表」と言い替えrれmす。縦と横の方向において、あるルールに則って、情報が羅列されているもののことです。
- 名簿
- 商品一覧
- おこづかい帳
単票

単票は「伝票」と言い替えられます。1枚の紙(範囲)の中に、1つのルールに則って、情報が羅列されているもののことです。
- きっぷ
- はがき
- 請求書
表を理解することで、これから組みたいマクロが、帳票から情報を抜き出して、新たな帳票を作りたいのか、それぞれの単票を作りたいのか、複数の単票から情報を抜き出して、帳票にまとめたいのか、パターンを知ることで、その目的がハッキリしてきます。

まず、目的をハッキリさせることで、必要な手順を考えやすくすることができます。さらに、表計算ソフトの中で、組みたいマクロをパターン化することで、この先、同じ処理を組む際に大きな助けとなります。
ここで、自身が表計算ソフトをどのくらい使いこなせているのかを再確認するために、いくつか表を作ってみましょう。
九九の表を作ってみよう
算数の基礎である掛け算「九九」の1×1=1、1×2=2、1×3=3・・・、9×8=72、9×9=81、を表にしてみましょう。いかに手数を減らして作れるかがポイントです。
表計算ソフトには、相対座標と絶対座標という仕様があります。
物品リストを作ってみよう
身の回りにあるもので、実用的な物品リストを作ってみましょう。散り散りの情報をまとめて整理できるかがポイントです。
特に正解はありませんが、自分自身で納得できる表が作れるまで、繰り返し作ってみると良いでしょう。「もっと良い方法があるのでは?」と思えるうちは、まだ伸び代があるはずです。